妊娠しても産休まで働き続ける人も多いかと思いますが、働きながらの妊婦生活は本当に大変ですよね。
特に体調が優れない中でも出勤しなければいけない時は、朝から憂鬱になります。
私自身、妊娠9ヶ月で産休に入るまで働きながらの妊婦生活を送ったので、その実体験を踏まえながら「大変だったこと&乗り切った方法」をお伝えします。
【私の働き方】
- フルタイム正社員
- 職種:営業系(担当取引先あり)
- 在宅は週1〜2回
- 通勤時間は片道1時間20分程度
目次
つわり時期のオフィス勤務
妊娠初期はつわりに悩む人は多いと思います。
実際、雪印ビーンスターク株式会社の調査によると約8割の人がつわりを経験していて、そのうち6割の人がつわりが重かったと感じているようです。
■「妊娠中に働いていた女性の実態調査」 調査概要
調査期間 : 2018年3月27日~3月29日
調査方法 : インターネットリサーチ
調査対象 : 子供二人以上の出産経験があり、妊娠期間中に働いていた女性
(22歳~45歳)計250人
私自身も妊娠初期の8〜12週目くらいはつわりの症状がかなりあり、吐きづわり・食べづわり・においづわりのどれも経験しました。
在宅時はトイレに行ったり間食したりと自分のタイミングで休憩できるのですが、オフィスに出社している時は、頻繁に離席・間食するのは気が引けることもありました。(体調が悪い場合はそんなこと言ってられないですが…。)
私が特に辛かったのは、実際に吐くまでには至らないのですが「胃のムカムカが続くこと」と「お腹が空いて気持ち悪くなる」ことでした。
人によってつわり時に受けつける味覚は異なるかもしれませんが、私の場合は『酸味』の効いたモノを食べると胃のムカムカが落ち着きました。
そして仕事中は頻繁に間食することが難しいので、ポケットに小分けになったアメ・タブレットを忍ばせて、トイレに行く時にサッと口に入れていました。
妊娠報告するまでの働き方
妊娠初期は何が起こるか分からないので、職場の周囲の人への報告を控える方も多いかもしれません。
私は1度流産の経験があるので、安定期に入るまでは職場の同僚への報告をしないと決めていました。
ただ、妊娠初期は体調が安定せずに急遽休むことが発生するかもしれないので、直属の上司にだけは妊娠4ヶ月に入った頃に報告をしました。
実際に職場の同僚や取引先にに報告したのは、妊娠7ヶ月に入ってからとかなり遅くなりました。。
同僚や取引先に妊娠報告するまでは、会議・打ち合わせ・外出などの予定も外すことはできなかったので、穴を空けずに働くための調整が大変でした。
周囲に伝えていない分、自分でできる体調管理には徹底的に気をつけました。
一番は『とにかく早く寝て睡眠時間を確保する』ことです。
例えば、妊娠前は次の日に報告があると、家に帰ってからも資料に目を通したり、プレゼンの練習をしたりと日が変わるまで仕事をしていたこともありました。
しかし妊娠が分かってからは、仕事から帰ってご飯を食べてお風呂に入ったらすぐベッドに入り、23時までには寝るようにしていました。
業務中は気を張っているせいか何とか乗り切れたと思っても、帰ってホッとすると疲れがどっと出ることはしばしばでした。
夜体調が優れない時も、しっかり寝ると次の朝には体調が良くなっていることも多かったので、『睡眠時間の確保』は自分でできる最も有効的な体調管理だと思います。
また、『使える制度をフル活用する』ことも非常に大切です。
私の場合は、週に1〜2回の在宅勤務とフレックス制が認められているので、体調が優れない日は家で仕事をしたり、午後から出社したりと制度を活用して自分の体調に合わせた働き方をしていました。
ただ、企業や職種によっては柔軟な働き方ができない方もいらっしゃると思うので、その場合は『母子健康管理指導事項連絡カード』を病院で発行してもらうことがおすすめです。
【母子健康管理指導事項連絡カードで可能なこと】
■妊娠中の通勤緩和
■妊娠中の休憩に関する措置
■妊娠中または出産後の症状等に関する措置(作業の制限、勤務時間の短縮、休業等)
1番大切なことは『無理をしない』これに尽きます。
自分とお腹の赤ちゃんを守れるのは、母親自身なので無理せず体調第一で働くことが大事ですね。
満員電車での通勤
働きながらの妊婦さんにとって、最も辛いことの1つが『毎日の通勤』ではないでしょうか。
私自身、首都圏に住んでいて通勤に片道1時間20分かかるので、日々の通勤が本当に大変でした。
特に妊娠初期はお腹も目立たないですし、他の通勤の方も疲れているのでなかなか席を替わってもらうことも難しいです。
つわり中に立ちっぱなしで電車に乗ることは本当に辛いので、なるべく自分でできる対処をやっていました。
つわり時に電車の中で座れるだけで体調は大分マシになるので、なるべく長く座れる経路で通勤していました。
多少時間がかかっても、『何駅か戻って始発駅や座れる駅から乗る』ようにしていました。
また、早く起きて混雑時を避けての通勤やフレックス制を利用して遅めに出勤するなど、『時差出勤』も積極的に行いました。
その他には、電車内で水をこまめに飲だり、吐き気対策として梅味やレモン味のアメを口に含んだりと飲食で気分を紛らわせることもやっていました。
どうしても気分が悪い時は、途中の駅で降りて落ち着くまでベンチに座ったことも度々…。
ただ無理は本当に禁物なので、通勤中に体調が悪くなったら思い切って休んで、家で安静することも必要ですね。
私自身妊娠中の通勤が本当に大変だったので、今後電車で妊婦さんを見かけたら積極的に席を替われるように声掛けしたいと思います!!
妊娠後期での繁忙期・引き継ぎ
私は妊娠9ヶ月に入る頃までフルタイムで働き続けましたが、妊娠後期と仕事の繁忙期が重なったことが大変でした。。
産休に入る直前は、大きなお腹を抱えながら、毎日20時〜21時にまで残業して家に帰るのは22時を回り、また翌朝7時に家を出てという生活…。
職種上、誰かと分担して業務を進めるというよりは、担当する取引先のことは自分1人で進めていくことが多かったので、自分のペースで仕事が進められる反面、繁忙期は抱える業務が多く労働時間が長くなってしまいました。
私の場合は、何とか乗り切れたものの体調が悪くなってもおかしくなかったと思います。。
また期の途中で産休に入るため、上手く人が動かせずに後任がいない状態で、一旦上司に業務を引き継ぐことになりました。
後任と直接引き継ぎができないため、引き継ぎ資料などもより丁寧に作らなければ…と思っていました。
妊娠後期も体調の急変で、急遽休む状況が発生することもあると思います。
その場合、業務内容を共有していないと周囲はどのようなフォローをすれば良いか分からず困りますよね。
普段から上司に業務報告はしていましたが、産休に入る3ヶ月くらい前からは業務内容だけでなく実際の作業など細かいことも共有するようにしていました。
また、異動と違って産休の場合は休みに入ることが事前に分かっているので、前倒しで引き継ぎ準備をすることもとても大切です。
「あとでいいや」と思っていると意外に時間は早く過ぎるもの…。
私の場合は、2ヶ月前から余裕がある時を見つけてフォルダの整理や引き継ぎ資料の作成を行なっていました。
また全部資料化するのが大変な作業などに関しては、『やり方を動画で残す』ようにしました。
今はZOOMやTeamsなど録画機能付のシステムがあり、画面を移しながら音声も込みで引き継ぎ内容を残すことで、後任の人も具体的なやり方を見返すことができて便利だと思います。
以上が私の「働きながらの妊婦生活 大変だったこと&乗り切った方法」です。
一人一人状況が違うので、無理せず体調第一で妊娠期間を過ごせることを願っています。
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